主題歌 "I see the light" が名場面すぎて、二人が手を取りあってデュエットした瞬間はぞわっとした。男と女に確信が満ちる。物語に必然が宿る。美しい音楽と映像。パーフェクトだ。
「私も渡す物があるの。もっと早く返さなきゃいけなかったけど、なんだか怖くて。だけどね、今はもう怖くない。なぜかわかる?」
ラプンツェルは、好きになってしまったゆえの不安を打ち明けながらも、ユージーンの愛を疑わない。可愛らしくて強気な告白。真っ直ぐ見つめながら伸ばした彼の手は、差し出されたティアラの入った鞄を優しく下げる。
「わかる気がする」
完璧に通じ合う二人。
独り塔の中から憧れてた外の世界。
ずっと見たかった誕生日に空を飛ぶ光。
夢を叶えた特別な夜。
ずっと見たかった誕生日に空を飛ぶ光。
夢を叶えた特別な夜。
二人を巡り会わせた美しい景色は、本当の親である国王夫妻と国民が飛ばしていた無数の灯篭の明かり。ラプンツェルの無事を祈り、帰りを願う人々の輝きだった。
いい大人がキュンキュンした。