よくここまで自分の内面(エロ好き)をさらけ出せるな!というのが第一印象。本のタイトルも『蘇る変態』。こんなタイトルをつけられる勇気にある意味敬意を感じる。
そういう内容だけではもちろんなくて、星野さんの仕事への想いや孤独感、音楽業界への考えなどにも触れられる。
そしてくも膜下出血のこと。闘病生活について書く筆が冴えている。なんというか素晴らしいバランス感覚。つらい症状、術後の苦しさ、ストレスの多い入院生活。お医者さんや看護師さんとの笑えるやり取り、病気を通じて得たもの。そんな諸々を明るすぎず、でものびやかな心を通して読ませてくれる。
この本に限らず星野さんは言葉の選び方、合間合間のエピソードの入れ方がうまい。でも笑わせようとしているというより、いい感じに気が抜けていて自然体。おそらくそれは彼の音楽や演技にも言えることなんだろうし、人気の理由でもある気がする。
この人のこと嫌いな人っているのかな。
文 ちゆき
志津図書館で借りた星野源著『蘇る変態』
※ 以下ちゆきTwitterより(2017/07/03)
近くの図書館でいくつか本を予約しているんだけど、人気な本ばかりでどれも何十人待ち状態。
昨日図書館から電話があって、私の順番になったからメールで連絡したけど、エラーになってしまったとのこと。docomoを解約してUQモバイルにしたけど、図書館に登録してるアドレスの変更は忘れてた。
電話口でお礼とお詫びを伝え、「ちなみに(順番が来たのは)どの本でしょうか?」と聞いたら『蘇る変態』だった。
「星野源さんの本ですよね!」と明るく答えたけど、内心女性の司書さんに図書館の中でそんな言葉を言わせてしまったことを申し訳なく思った。。
星野源さんの本でも『働く男』とか『そして生活はつづく』とかなら良かったのに、と決して悪いことはしてないはずだけど恐縮してしまった昨日の夕方。