ディズニーが初めてアジアを舞台にしたということで当時話題になりました。ヒロインはお姫様じゃないし、恋愛要素は隠し味程度。アナ雪やアラジンのように華やかな映像と音楽で魅了する代表シーンはない。でもホントいい映画です。
妻曰く、
「ムーランはあなたの言葉で言うと『重んじる心を重んじる』。大切な人が大切にしている価値観を、大切にしようとして苦しむ。でも逃げない」
「最初の動機がお父さんのため。家族のため。ムーランの勇気は応援したくなる」
「ディズニー作品のヒロインで最も自立してると思う」
「このケチな私がDVD買うなんてよっぽどだ」
確かに何度見ても飽きない名場面ばかり。
特に父親と再会したシーン。ムーランから手渡された名誉の証を地面に放り投げて言う。
『今の私にいちばん大切なのは、娘のお前を抱きしめることだ。心配ばかりかけおって・・・』
『ごめんなさい、父さん』
この抱擁は格別に美しい。物語の全てを見事に結ぶ。
妻がAmazonで買った『ムーラン』
ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ 1998
ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ 1998